SSMemo: 『Side -XXX-』とかいう表現について考える

2013年12月14日土曜日

『Side -XXX-』とかいう表現について考える

よくSSで見かける、

『Side -XXXXX-』『XXXXX視点』『Interlude』

とかの表現。
僕はこの表現が基本的には嫌いで、これが使われてると高確率でCtrl+Wかブラウザバックする。
なんで嫌いかっていうと、

①必要とは思えない

②なんかダサい

この2つに尽きる。

①については、大抵の場合『いやいや、わざわざ表記しなくても視点が変わったことくらいわかるわ。もしかして馬鹿にしてんの?』ってなるため。
②については、『そんな表記しなきゃ成り立たない文章構成』って思うため。構成の甘さを自ら露呈してるようなもの、な気がする。

こういう表現って、一種のスパイスだと思ってる。美味しい料理は更においしくなるけど、不味い料理は更に不味くなる、的な意味で。
実際商業で活動されてる方も『Interlude』とかを使ってる方はけっこう見かける。ただその場合、Interlude(間奏)の意味通り、主となるしっかりした曲(本文)がその前後にある。Interlude自体は読み飛ばしても物語の理解に影響はなく、しかし読んでるとより物語が面白く感じるような。

なんかこういう表記をすることで、『視点移動する際の前文と後文の調整をしなくてもいい』みたいな、一種の手抜き法のひとつに見受けられて仕方ない。



まとめ。
これらの表現は、せっかくの面白いSSが(個人的に)台無しになりかねない劇物なので、用法用量には十分気をつけてください。

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